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ひさしぶりにUPLINK Xさんのところへ行って映画を観てきました。




性犯罪を犯した人間の出所後を想定したドラマ。
但し、現実と違う点が3点あります。

・体にGPSが埋め込まれ、出所後も常に位置が把握されること
・現在位置がWeb上で公開されること
・性的興奮を抑制する薬を投与されること。体が興奮した場合に副作用を及ぼす薬で映画内では吐き気を引き起こしていました。





当初の予測を上回り、人気がつづいている人のことでロング上映されています。おかげで私もこの映画を観ることができました。正直、個人的には性犯罪者に対する国内の判決は甘いんじゃないかと思うことが有ります。その疑問に対して、何らかの新しい刺激になればと思って観に行きました。


アメリカでは、メガン法といういわゆる性犯罪者情報公開法という法律によって以下のように定められています。(wikipediaより)

--------------
性犯罪で有罪になった者が刑期を終えた後もその情報を登録し、一般に公開する制度を規定している。

内容は各州によって差があるが、出所(仮釈放)時や転入・転出に際して、住居周辺の住民への告知が行われる。住居に性犯罪歴があることを示すしるしを掲げるよう求めている州や、累犯者に対してホルモン療法を強制する州もある。

犯罪者の社会復帰を妨げているとの批判もあるが、メガン法の存在によって再犯が促されるというような事実はない。憎悪から住民が出所者に危害を加えうるのではないかという指摘については、世論として自己責任の範囲内であり犯罪抑止力であるとらえられている。
--------------


アメリカのドラマは映画を見ていると、事件が起こったときに真っ先にデータベースからその地区に済む過去の犯罪歴のある人間がピックアップされます。再犯率の高さから考えればこの方法は効率的なのかもしれません。

日本国内でも同様の検討はされているとのこと。人権的にどうなのという声もあがりますがそういった議論がもっと行われたらと監督は考えているようです。

・更生プログラム
・出所後の社会的保証
・被害者感情
etc,etc.

それぞれについて考えなければいけない条件は複数あります。単純に決めて良いものではありませんね。。

この映画では、

1) 犯罪者である主人公が更生の意思を強く持っていること。
2) 彼の住んでいる周りの住民からの非難がひどいこと。
3) ヒロインである女性が耳が不自由であり、虐待を受けていること
4) 主人公は出所後、親に縁を切られ、行くところもなく、働き先もろくに見つけられないこと

など、少し、加害者よりになってしまうような設定になっています。
はっきりいって、この映画のあとに『この法律制定に賛成の人』と質問されて手を挙げられる人はかなり珍しいと思います。質問がひどいです。

※上映後に、監督と助監督が出てきて、舞台挨拶をする時間がありました。ちょっと予想外でした。


これとは逆に、

1') 加害者が事の重大さを理解していない(反省が薄い)
2') 迎えられる仲間がいて、仕事もすぐ見つかる

などだったら、また得られる印象は異なるでしょう。

監督が言ってましたが、性犯罪を扱った映画を作るといったときの周りの引き方は強かったようです。
日本全体の感覚として、この問題には目を逸らす傾向があるとのこと。その点は感覚的に同感。

この映画を作る際に、加害者更生施設を訪問し、意見を聞いた際も賛否両論とのこと。

この犯罪について、ひいては犯罪の被害者・加害者について人任せにしすぎている世の中の動きに対して疑問を投げかける一滴になってくれたらと思います。



        
2 years ago on this day

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